読書メモ・注釈

文学など理解用の読書メモです。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

フロベールの『聖アントワーヌの誘惑』を読み始める

12/29/18(土) 読み終える。夜なべして。スピノザの『エチカ』の影響も見られた。本書をささげた親友だかが、スピノザに傾倒していたというから、その思想にも親しんでいたのだろうと思う。 12/23/18(日) 全集版で、あと30章。ブリューゲルの『アントワー…

スピノザの『エチカ』を読む

◆12/10/18(月) 「かぎりの神」で分からない。様態と属性、実体の区別を理解すればよいのだろう。その後、清水書院の工藤喜作氏が書いたスピノザの解説書、スピノザ哲学の研究書を少し読んだが、この「かぎりの神」がスピノザ理解の要だと思う。 完全な神が…

フロベールの『感情教育(下)』を読み始める

フロベールの三作目の長編『感情教育』下巻を数日前(11/18/18)から読み始める。 1850年近辺のパリを中心とした青年フレデリックの物語。文字通り、青年の「感情教育」だ、と思う。恋あり、欲望あり、裏切りあり、学問あり、想いをぶつけての、「ああ、シマッ…