2018-01-01から1年間の記事一覧
12/29/18(土) 読み終える。夜なべして。スピノザの『エチカ』の影響も見られた。本書をささげた親友だかが、スピノザに傾倒していたというから、その思想にも親しんでいたのだろうと思う。 12/23/18(日) 全集版で、あと30章。ブリューゲルの『アントワー…
◆12/10/18(月) 「かぎりの神」で分からない。様態と属性、実体の区別を理解すればよいのだろう。その後、清水書院の工藤喜作氏が書いたスピノザの解説書、スピノザ哲学の研究書を少し読んだが、この「かぎりの神」がスピノザ理解の要だと思う。 完全な神が…
フロベールの三作目の長編『感情教育』下巻を数日前(11/18/18)から読み始める。 1850年近辺のパリを中心とした青年フレデリックの物語。文字通り、青年の「感情教育」だ、と思う。恋あり、欲望あり、裏切りあり、学問あり、想いをぶつけての、「ああ、シマッ…
11/5/18 mon カドリーユの章読み終える。フレデリック、心の通過儀礼か。ただし、フレデリックの心の高揚、期待感は、伯父の急死による遺産額のよってもたらされている。少し前の母の窮状の時に絶望感と対比せよ。今度は、タンブルーズ家の社交界にデビュー…
第1部1. 帰郷の汽船でのアルヌー夫人との出逢い 2. 実家でデローリエ 3.パリでの退屈な生活 4. 広場のデモ、デュサルディエ、ユソネ出会い 5. 試験不合格、アルンハンブラ(ダンス)、合格 6. 実家への数年帰省、遺産なし。ロックの娘に慰安。一転、伯父の遺…
少し前に『サランボー』読了。
19世紀フランスの作家フローベールの小説『サランボー』を読んでいる。古代カルタゴの戦いを題材にした小説である。 カルタゴの頭領は、ハルミカル。カルタゴ共和国は、ローマなどと戦争をしていたが、兵隊は大半が傭兵ということで、お金で雇っていた。ただ…