2019-07-06 「事事無礙・理理無礙」を読む これは、井筒俊彦の『コスモスとアンチコスモス』(岩波文庫)に納められた講演。無秩序の混沌(無)が、あるエネルギーにより、存在が分節して事的な世界を作り上げることが説明されている。理解できない箇所もあったが、これまで読んできた哲学が、違うアプローチから理解できたような気がした。 もともと、落合陽一の『デジタルネイチャー』(PLANETS)の本で、華厳哲学の言及で、この本を知った。